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電子出版文書フォーマット技術動向調査報告書2010-2011

[EPUB、XMDFをはじめとする18フォーマット徹底解説]

本書の概要

本報告書では、国内、海外のプラットフォームで採用されている主要な18の文書フォーマットについて、それぞれの特徴を解説するとともに、共通項目により比較しており、各フォーマットを体系的に把握することが可能となっている。 さらに、配信フォーマットのトレンドや、目的やターゲットデバイスに合わせたフォーマットを選択する際の基準、読みやすい電子書籍を作成するための工夫についても、実例を交えながら解説している。

発売中

執筆者
イースト株式会社【監修】/インターネットメディア総合研究所【編】
発行所
株式会社インプレスR&D
判型
A4判
ページ数
204P
発行日
2010/09/07
価格
CD(PDF)+冊子版:本体価格68,000円+税CD(PDF)版:本体価格58,000円+税
カテゴリー
電子書籍
電子出版
商品コード
16358
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本書の内容

2007年11月のアマゾン「Kindle」の発売から火がついた電子書籍市場は、2010年には、アマゾン、アップル、グーグルという巨大プラットフォームが参入し、今後も成長は継続すると考えられる。

こうした動きに呼応して、国内では、出版社や印刷会社、メーカーなどが次々とビジネスモデルの研究、電子書籍コンテンツの拡充、電子出版文書フォーマットの検討を始めている。   

特に、電子出版文書フォーマットは、販売プラットフォームと密接に結びついており、出版社は複数のプラットフォームへスムーズに適合させる方法や、どのデータをもとにするかなどの戦略を立てる必要に迫られている。本報告書では、国内、海外のプラットフォームで採用されている主要な18の文書フォーマットについて、それぞれの特徴を解説するとともに、共通項目により比較しており、各フォーマットを体系的に把握することが可能となっている。

また、2010年3月から6月まで、総務省、経済産業省、文部科学省の三省で行われた「デジタル・ネットワーク社会における出版物の利活用の推進に関する懇談会」で打ち出された方針の1つである「中間フォーマット」の意味と、策定の原型になるフォーマット「XMDF」、「ドットブック(.book)」を、フォーマットの提供企業が解説している。

さらに、配信フォーマットのトレンドや、目的やターゲットデバイスに合わせたフォーマットを選択する際の基準、読みやすい電子書籍を作成するための工夫についても、実例を交えながら解説しているほか、各フォーマットの特徴をまとめた一覧表や、世界の電子ブックリーダー46機種の文書フォーマットのサポート状況一覧も掲載。あらゆる角度からフォーマット戦略を検討できる内容になっている。

本調査報告書の具体的な内容は以下の通りである。

■電子出版のフローと文書フォーマットの概念を解説

電子文書とフォーマットについての概念や、電子出版のフローと文書フォーマットの関係を解説する。また、各文書フォーマットを素材用文書、要素技術仕様、原稿用文書、編集用文書、交換用文書、変換仕様、配信用文書/出版用文書、表示用文書、実行用文書に分類し、それぞれの文書フォーマットの概要について解説する。

■EPUB、AZW、XMDF、ドットブック(.book)など、主要な18の文書フォーマットの特徴を網羅

書籍を電子化して提供する際、重要となる主要な18の文書フォーマットについて、それぞれの特徴を解説するとともに、すべてのフォーマットの解説を共通項目により比較する。各フォーマットの体系的な理解が可能。■フォーマットのトレンドや選び方、電子書籍作成における工夫を解説

配信フォーマットのトレンドや、目的やターゲットデバイスに合わせたフォーマットを選択する際の基準の解説、読みやすい電子書籍を作成するための工夫について、実例を交えて解説する。

■世界の電子ブックリーダー46機種における文書フォーマットのサポート状況の一覧表を掲載

MOBI、PDF、EPUB、AZW、DOC、XLS、PPT、HTML、BBeB、DjVu、CHM、XMDF、.book、FB2、RTF、PDB、Newspaper Direct、Flash、CEBX、TXTに関する、世界中の電子ブックリーダー46種におけるサポート状況を掲載。端末情報とともに、どのフォーマットがどの端末にサポートされているかが一目で分かる。フォーマットのトレンドの把握が可能。

はじめに 

第1章 電子文書とフォーマット
1.1 電子文書とフォーマットとは
1.2 電子出版における文書フォーマットの重要性
1.3 制作段階から必要な文書フォーマット
1.4 文書フォーマットの分類
1.5 電子書籍フォーマットにおける2つの概念
1.5.1 リフロータイプ
1.5.2 非リフロータイプ
1.5.3 電子書籍の表示に適するフォーマットはリフロータイプなのか
1.6 電子端末における文書フォーマットの位置づけ
1.7 各フォーマットの特徴一覧

第2章 編集用文書
2.1 InDesign
2.1.1 概要
2.1.2 標準化組織または関連プレーヤー
2.1.3 ライセンスの許諾
2.1.4 仕様概要
2.1.5 代表的なビューアー
2.1.6 代表的なエディター、作成ツール
2.1.7 他のフォーマットとの互換性
2.2 Quark
2.2.1 概要
2.2.2 標準化組織または関連プレーヤー
2.2.3 ライセンスの許諾
2.2.4 仕様概要
2.2.5 代表的なビューアー
2.2.6 代表的なエディター、作成ツール
2.2.7 他のフォーマットとの互換性

第3章 交換用文書
3.1 JepaX
3.1.1 概要
3.1.2 標準化組織または関連プレイヤー
3.1.3 ライセンスの許諾
3.1.4 仕様概要
3.1.5 代表的なビューアー
3.1.6 代表的なエディター、作成ツール
3.1.7 コンテンツ事例
3.1.8 他のフォーマットとの互換性
3.1.9 今後の方向
3.2 Movable Type Import / Export Format
3.2.1 概要
3.2.2 標準化組織または関連プレイヤー
3.2.3 ライセンスの許諾
3.2.4 仕様概要
3.2.5 代表的な対応ソフトウェア、サービス
3.2.6 他のフォーマットの互換性
3.2.7 今後の方向
3.3 TTX
3.3.1 概要
3.3.2 ライセンスの許諾
3.3.3 仕様概要
3.3.4 代表的な表示ビューアー
3.3.5 代表的なエディター、作成ツール
3.3.6 他のフォーマットとの互換性
3.3.7 今後の方向

第4章 変換仕様
4.1 XSL-FO
4.1.1 概要
4.1.2 標準化組織または関連プレイヤー
4.1.3 ライセンスの許諾
4.1.4 仕様概要
4.1.5 代表的なビューアー
4.1.6 代表的なエディター、作成ツール
4.1.7 コンテンツ事例
4.1.8 他のフォーマットとの互換性
4.1.9 今後の方向

第5章 配信用文書/出版用文書
5.1 AZW
5.1.1 概要
5.1.2 標準化組織または関連プレイヤー
5.1.3 ライセンスの許諾
5.1.4 仕様概要
5.1.5 代表的なビューアー
5.1.6 代表的なエディター、作成ツール
5.1.7 コンテンツ事例
5.1.8 他のフォーマットとの互換性
5.2 ドットブック(.book)
5.2.1 概要
5.2.2 導入事例
5.2.3 ライセンスの許諾
5.2.4 仕様概要
5.2.5 代表的なビューアー
5.2.6 代表的なエディター、作成ツール
5.2.7 コンテンツ事例
5.2.8 他のフォーマットとの互換性
5.2.9 今後の方向
5.3 TTZ
5.3.1 概要
5.4 CEBX
5.4.1 概要
5.4.2 標準化団体または関連プレイヤー
5.4.3 ライセンスの許諾
5.4.4 仕様概要
5.4.5 代表的なビューアー
5.4.6 代表的なエディター、作成ツール
5.4.7 コンテンツ事例
5.4.8 他のフォーマットとの互換性
5.4.9 今後の方向
〔コラム〕中国の電子書籍配信フォーマットとCEBX
5.5 DjVu
5.5.1 概要
5.5.2 標準化組織または関連プレイヤー
5.5.3 ライセンスの許諾
5.5.4 仕様概要
5.5.5 代表的なビューアー
5.5.6 代表的なエディター、作成ツール
5.5.7 コンテンツ事例
5.5.8 他のフォーマットとの互換性
5.5.9 今後の方向
5.6 EPUB
5.6.1 概要
5.6.2 標準化組織または関連プレイヤー
5.6.3 ライセンスの許諾
5.6.4 仕様概要
5.6.5 代表的なビューアー
〔コラム〕EPUBと縦書き
5.6.6 代表的なエディター、作成ツール
5.6.7 コンテンツ事例
5.6.8 他のフォーマットとの互換性
5.6.9 今後の方向
〔コラム〕誰でもEPUBを作成できる時代に突入
5.7 Mobi
5.7.1 概要
5.7.2 標準化組織または関連プレイヤー
5.7.3 ライセンスの許諾
5.7.4 仕様概要
5.7.5 代表的なビューアー
5.7.6 代表的なエディター、作成ツール
5.7.7 コンテンツ事例
5.7.8 他のフォーマットとの互換性
5.8 XMDF
5.8.1 概要
5.8.2 策定組織と標準化団体または関連プレイヤー
5.8.3 ライセンスの許諾
5.8.4 仕様概要
5.8.5 代表的なビューアー
5.8.6 代表的なエディター、作成ツール
5.8.7 コンテンツ事例
5.8.8 他のフォーマットとの互換性
5.8.9 今後の方向性
〔コラム〕次世代XMDF

第6章 電子書籍と関係の深いフォーマット
6.1 PDF
6.1.1 概要
6.1.2 フォントとテキスト
6.1.3 リフロー表示
6.1.4 電子書籍との関係
6.2 Flash
6.2.1 概要
6.2.2 フォントとテキスト
6.2.3 リフロー表示
6.2.4 電子書籍との関係
〔コラム〕FlashとSilverlightの普及率
6.3 Silverlight
6.3.1 概要
6.3.2 フォントとテキスト
6.3.3 リフロー表示
6.3.4 電子書籍との関係
6.4 HTML / XHTML
6.4.1 概要
6.4.2 フォントとテキスト
6.4.3 リフロー表示
6.4.4 電子書籍との関係
〔コラム〕HTML5とEPUB

第7章 文書フォーマットの選び方
7.1 配信フォーマットとトレンド
7.1.1 リフロータイプのトレンドはAZWかEPUB
7.1.2 非リフロータイプのトレンドはPDF
7.1.3 日本語フォントの埋め込みは必要か
7.1.4 なぜファイルサイズを考えなければならないのか
7.2 編集用の文書フォーマットの選択
7.2.1 小説に代表される一般書籍の場合はリフロー
7.2.2 レイアウトが重要な雑誌の場合は非リフローだが、リフローも
7.2.3 新聞のような、かなり大きいものの場合は作り直し
7.3 ターゲットデバイスを考えた編集
7.3.1 画面サイズを意識する
7.3.2 画素数と解像度を意識する
7.3.3 6インチと10インチの両方に使えるコンテンツを作る方法
7.3.4 画面サイズの6インチや9.7インチは普遍的なものなのか
7.3.5 紙のコンテンツをズーム表示させるのは過渡期と考えるべき
7.4 読みやすくするための工夫
7.4.1 米国Los Angels Times (PDF、新聞、実験コンテンツ)
7.4.2 共同通信(EPUB、実験コンテンツ)
7.4.3 神奈川新聞(PDF、実験向けコンテンツ)
7.4.4 毎日新聞(PDF、商用コンテンツ)

第8章 電子ブックリーダーの対応文書フォーマット一覧
8.1 電子ブックリーダーの対応文書フォーマット一覧

索引